人生って分からないもんだよね
以前勤めていた法人の仲間が、高知県某市の医療法人へ転職した。遠い親戚が理事長をしており、従兄弟が非常勤理事をしていることから、移住を含めて転職を薦められたらしい。今年の3月くらいに連絡があり、食事をしながら相談をされた。
彼も45歳くらいになり、このまま介護職を続けていってもいいのか、思い切って違う職種にチャレンジしてみるのか。高知への転職は親戚が経営者であることから、将来的には経営に携わるポジションでやってほしいということらしく、私は転職を薦めた。そして何かあれば必ず力になるからと約束して彼を送り出した。
それから2か月後、久し振りに彼から連絡が来た。「何かあったら力になるって言ってくれましけど、それって嘘じゃないですよね?」。ちょっとだけ嫌な予感がした。「経営がいろいろと大変で、宇夫方さんのことを従兄弟の理事に話したら、すぐに会って相談したいって言ってます。もちろん会ってくれますよね?」。
その2週間後、私は数年ぶりに飛行機に乗って高知竜馬空港へ向かっていた。観覧車もロープウェイも乗るのに命懸けな私が、三浦半島や富士山を見下ろしている。こんな急展開って・・・人生って分からないもんだよね。