まさかのアメリカ生まれ

 介護事業を経営する社長3人と池袋で食事をした。2人とは2カ月ぶりで、もう1人とは数年ぶりの再開である。彼は会わない間に勤め先の会社を退職し、元々持っていた会社で本格的に事業を行っていた。それ自体にも驚いたのだが、彼の生まれがニュージャージー州と聞いて、飲みかけのウーロン茶を吹き出しそうになってしまった。

 47歳、46歳、43歳。皆私より全然若いが、本当にしっかりしている。知り合ったのが6年前だとしても、40歳前後で起業し、社員を雇い経営者として奮闘していたのだと思うと、ただただ尊敬するばかりである。もちろん20代で起業する人も大勢いるので、驚くことではないのかもしれないが、私が40歳の頃と比べると恥ずかしくなる。

 いろんな話しをした。介護保険制度のこと。正確に言うと介護保険制度の矛盾について。職員不足。行政との関係性。職員同士の人間関係。今後の見通し。医者と付き合うのって難しいよねという愚痴。内容的には暗い話しが多いのだが、それでも皆は前向きだ。こういう人たちがこの業界を支えているのだ。

 楽しかった時間はあっという間に過ぎ、今度は4月に会うことを約して西武線、丸ノ内線、JRとそれぞれが終電に間に合うべく帰路についた。21時頃お店に入ってきたお客さんが降っていると言っていた雪は、もう上がっていた。

 あぁ、京急線が遅れている(泣)

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